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悩みを解決する3ステップ 

悩みを解決する3ステップ

姿勢美ヨガのレッスンは、「悩みを自分で解決する」=セルフケアレッスンです。

多くの場合、悩みは自分の癖が原因です。歩き方の癖、立ち方の癖、呼吸の仕方、椅子の座り方、食事の仕方、水の飲み方・・・。そのような「自分の癖」が原因の悩みは「自分」で解決するしかありません。

Yさんを例に、「自分の癖」が原因の悩みを解決する3つのステップをご紹介します。

膝痛に悩んでいたYさん。

痛みのきっかけは、数年前にお嬢さんと四国へ旅行に行った時。ジムに通い体力には自信があったYさんが、お嬢さんとお寺の長い階段を駆け上る競争。

二人で駆け上がり、最後の一段!というところで、膝がガクっとなり、転倒して膝を怪我。旅行の後、病院へ行き治療を開始。しばらく通院。治療が終わるとリハビリに通いました。

数年リハビリに通ったのですが、病院から「もうこれ以上通っても改善しない」と言われ、通えなくなりました。怪我は治っているはずだ、ということですね。

でも、膝が痛くて、車の乗り降りが辛い。犬の散歩にも出かけられず、スーパーでの買い物は、カートによりかからないと歩けない。フラットな靴しか履けず、以前はいていたきれいなヒールのある靴をはくこともなくなった。旅行なんて無理。

リハビリに通わなくなってからも、靴のインソールをオーダーしたり、ジムのプールで負荷をかけないように歩いたり、健康食品も試したけれど、変化がない。逆に悪化したことも。

怪我は治っているはずなのに、痛みがとれない。Yさんに大きな悩みができました。でも、Yさんはあきらめませんでした。

 

通っていた美容院が同じだったYさん。ある日、美容師さんから私のことを聞き、紹介でご自宅に伺うことになりました。

Yさんが膝痛を改善した3ステップとは

 

目次

① 悩みの原因=癖に気づく

不調や悩みの原因の多くは、身についた「無意識の癖」です。

みなさんは、どんな癖を持っていますか?

□椅子に座るとすぐに脚を組む
□片足に体重をかけて立つ
□小指側に体重をかけて立つ
□忙しいと息を止めてしまう
□ドシドシ音を立てて歩く
□膝を開いて座る

など、よく聞く癖以外にも「なくて七癖」と、昔からいうように、朝起きた時から、寝るまで、無意識にしていることが山ほどあります。

Yさんにはどんな癖があるのか、まず立ち姿勢を見せていただきました。
少し癖がある立ち方でした、

座って脚を伸ばし、足先を見せてもらいました。
かなり緊張した足でした。痛い方の足も、逆の足も緊張していました。痛い脚をかばって、反対側も疲労していたのでしょうね。

そのほか、いろいろな動きをしていただくと、膝痛の原因になりそうな様々な癖が見つかりました。

私が見せていただいた足は、悲鳴を上げているような緊張した足でした。Yさんの膝はかなりうちを向き、足先は左右バラバラの向き。

「初めて、自分の足をじっくりみました。こんな風になっているなんて」と気づかれました。

② 正しい習慣を知る

癖があると言われても、よくわからないですよね。無意識の癖なのですから、自分ではなかなか気づけません。

正しい足の動かし方なんて、教えてもらったことがないし。人と比べたこともない。何が悪いのかわからない人が多いです。

Yさんは、怪我がきっかけで痛みが出たと思っていましたが、治療が終わっても、痛みが治らなかったのは、片足をかばったためと、以前からの脚の動かし方の悪い癖が原因だと思います。

Yさんに、骨格イラストを見せたり、動画を見せたりして、本来の骨の並びを確認してもらいました。

そして、「本来はこんな風に動くんですよ」と正しい足・脚の動きをお見せしました。

「足」のケアはとても大切です。足の問題だけでなく、膝や腰、肩こりや頭痛など、離れたところの不調の原因になることがあります。足が原因で姿勢が悪くなり、内臓にも影響することがあります。

Yさんの悩みを解決する2番目のステップは
「正しい習慣=正しい動き・骨の並びを知る」でした。

③ 正しい習慣を自分のものにする

次のステップは

正しい動かし方をできるようにすること、そして、元の悪いくせに戻さないこと。

そのためには
① 間違った癖でできてしまった、使いすぎの筋肉と使えていない筋肉をニュートラルな状態に戻す

②正しい動きを体と脳に記憶させていくために繰り返す

③その良い習慣を続けること。もとの悪い癖に戻らないように意識すること

「治った〜」と思って、すぐに足のケアや運動をやめてしまうと、また元に戻ってしまいます。悪い癖に戻ろうと、気持ちと体が動いてしまいます。完全に良い習慣がつくまで、続けなければいけません。

Yさんは、足の裏の筋肉がうまく使えていませんでした。足の指もあまり使えていませんでした。

膝を曲げ伸ばしすると、膝が内側に入ってしまいます。左右でその入り具合が違います。足をかばっていたために、お尻や腰の筋肉も硬くなっていました。

フットケア、脚のコンディショニング、体幹トレーニング、ヨガの柔軟運動などを組み合わせ、動画をお渡しし、続けていただくことにしました。

出張レッスンに伺うたびに、足の調子が良くなってきました。

車の乗り降りが楽になった
 ↓
カートに寄り掛からなくても買い物できるようになった
 ↓
犬の散歩に行けるようになった


Yさんは、真面目に一生懸命アドバイスを実行してくれました。その結果、数ヶ月で犬の散歩にでかけられるようになりました。

足の悩みが改善し、今度はきれいな体になりたいと、コアトレーニングやヨガの割合を増やしてレッスンすることになりました。ただ、たまにまだ膝の痛みがでるとのこと。

ん〜、何故なんだろう?運動だけでは完全にはよくならないのだろうか?と悩みました。
そんな時は、生活の中に悪い癖があり、それが原因になっていることがあります。

で、「家の中でスリッパを履いていませんか?」とお聞きすると

「はい、一日中履いてます。」とのこと。

それだ〜!と思い、「スリッパではなく、ルームシューズか布ぞうりに変えてください。」とお伝えし、ネットで探して提案しました。

すると、

「フラットなシューズだけでなく、ほかの靴も捌けるようになりました。」
 ↓
「自分の運転で、友達と旅行してきました」

と、報告がありました。膝を気にせず、遠出の旅行に行けられるようになっていました。

痛みがあると、笑顔が消えてきます。家族との関係も悪くなります。友達とでかけることも少なくなり、だんだん家にこもってしまいます。

40代、50代になり、子育てが一段落、夫の親とも自分らしく付き合えるようになり、これから自分の時間を楽しめる!と思った時に、体に不調が出てきてしまう。

そんな悲しいことはありませんよね。無意識の癖で体に悪い影響が出てくるのは、40代になるころです。長年の積み重ねが限界に達して、痛みや不調となって現れてきます。

それは、体の痛みだけではありません。腸など内臓の不調や、心の不調も同じです。

今まで、頑張ってきたのですから、自分でセルフケアをして、自信を持ってこれからの人生を楽しんでいきましょう!そんなお手伝いができたら、本当に嬉しく思います。

悪い癖はどうしてできてしまうのか?そんな疑問を持った方は
「癖がつく5つの理由」をご覧ください。

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