冬は転倒の危険大!姿勢美ヨガで予防しましょう

60代が近くなり少しずつ老化を感じ、80代の親を見て自分のたどる道を見せてもらっています
冬は転倒の危険が高く、12月はとくに転倒が多くなります
一年で転倒によって亡くなる人は交通事故死の3倍以上だそうですね
道路が凍るためだけでなく、体の動きも神経の働きも寒さで悪くなります
50代の私の家族と友人は 家の中で転倒して脚を骨折
数ヶ月も松葉杖の生活をし、その後も痛みが残り、しゃがめない、階段がつらい、寒いとしびれるなど後遺症があるようです
転倒で特に怖いのは圧迫骨折
圧迫骨折をすると、自分ではまっすぐにしているつもりでも、体のバランスがとりづらくなるので、転倒しやすくなります。せっかく治りかけたところで、また転倒して圧迫骨折を2回、3回とくり返す人もいるそうです
転倒しやすい理由、予防するにはどんな体のケアをしたらいいのか、姿勢美ヨガで何ができるか書いていきます。読んでみてくださいね
目次
- ○ 転倒の原因
- ・環境要因 転びやすい場所は
- ・寒さ+乾燥と筋肉
- ・筋力低下とアンバランスな筋肉
- ・バランス能力の低下
- ○ 姿勢美ヨガでできること
- ・足裏センサーを磨く
- ・体の中心感覚を磨く
- ・筋肉に弾力を持たせる
- ・関節の可動範囲を広げる
- ○ まとめ
転倒の原因
転倒した人に聞くと「まさか」というところで「まさか」という転び方をするようです
大人になって、怪我をするほど転ぶなんてことはまずないですから、「予想外」のことが起きています
・まさか家の中で転ぶなんて
・まさか手をつかないなんて
・まさか顔から落ちるなんて
・痛いと思ったけど、まさか骨折してるなんて
転倒の原因は、環境、筋肉、神経などいろいろです
環境要因 転びやすい場所は
転びやすい場所は、濡れていてすべりやすいところ、片付いていない床や地面、ちょっとした段差
そして、「慣れた場所」
無意識にいつものように動いても大丈夫な場所=自宅
「いつもはここにないのに」というものがあってつまずいたり、ふんだりして転倒
あとは、「いつものように歩いていた」のに、足が上がっていない
足が上がらない理由は筋力低下だけではありません
寒さ+乾燥と筋肉

寒いと足先への血流が悪くなりますね。筋肉への血流も悪くなり、思ったように動いてくれない時があります
そして、冬の乾燥は肌だけでなく、筋肉も乾燥させてしまい、硬くなって動きが悪くなり、怪我の原因になります
歳をとると肌や筋肉が乾燥しがちです。肌から蒸発しすぎないように、オイルを塗ると筋肉の動きがよくなりますよ。
皮膚をさすることも血流をよくして、筋肉の動きをよくしてくれます
筋力低下とアンバランスな筋肉
「転ぶのは筋肉が落ちたからだ」と一生懸命歩いている方が、多いですよね
歩くと血流が良くなり、続けていると少しずつ筋肉もついてくると思います
ただ、癖のある歩き方をしていると、使いやすい筋肉がどんどんついて、使っていない筋肉は使えないままになります
脚の外側の筋肉、小指側の筋肉ばかり発達して、内側が使えないと、ガニ股になり、体を左右にゆらすような歩き方になります
そうすると、横に倒れて転倒する可能性がでてきます
バランス能力の低下
「ふらつく」「まっすぐ歩けない」「歩くと体がゆれる」「変な歩き方をしていると言われる」など、バランスをとる力が落ちてくるのも転倒の原因です
バランスは
足裏の感覚センサー
耳の奥の前庭神経
視線による姿勢調整
筋肉や関節にあるセンサー
などが正しく働くことで保たれます
姿勢が悪いと
足裏の体重がかかる場所が偏ってきます(かかと重心、前重心、外側重心)
猫背になると耳の奥にある前庭神経などがうまく働かず、体のバランス感覚が崩れやすくなります
筋肉や関節のセンサーが正しい位置を感じにくくなります
こういったことが、バランス能力を低下させる可能性があり、転倒リスクも上がります
姿勢美ヨガでできること
姿勢美ヨガは50代60代の女性を中心にしたヨガ教室です
元気で明るい未来のために、体を整える方法をお伝えしています
姿勢美ヨガのレッスンで、転倒予防になる理由は
足裏センサーを磨く
姿勢美ヨガでは、レッスンの初めに脚の手入れをします。アロマオイルを使って、皮膚や筋肉の乾燥を防ぎ、筋肉の動きをよくしています。足指や足部がうまくつかえるように丁寧に動かしていきます
教室で使用しているアロマオイルは、オリンピック選手やプロのアスリートをサポートしているコンディショニング協会オリジナルのオイルです
アロマの香りで心と筋肉をリラックスさせ、目的別に三種類のアロマオイルを生徒さんが使い分けています
①運動後の疲労を回復、肩や腰のコリやハリ対策
②足先、手先がポカポカになる
③むくみ改善、老廃物排出
冬の時期は、②の冷え対策用オイルを塗ると、「ポカポカしてきました」という方が多いです
これらのオイルを使って、足の感覚をよくしていきます
体の中心感覚を磨く

①頭の位置を整える
ボーリングの球ほどの重い頭が、体の中心からずれていると、それに合わせて背中を丸めたり、腰を突き出したり、膝を曲げたりしてバランスを取ろうとします
首や肩、背中の筋肉を整えることで頭を正しい位置に戻していきます
②足裏重心を整える
姿勢の土台である足裏の偏った位置に重心が乗っていると、積み木のようにその上の骨がずれていきます
足裏全体に体重がのせられるように、足指から股関節まで脚を整えていきます。これにより美脚になる人も多いです
③筋肉のアンバランスを改善
長年、無意識に動いてきたことによって、使いやすい筋肉ばかり使うようになってしまいます
一人一人の癖をチェックして、正しくバランスよく筋肉を使えるように運動指導しています
④呼吸で体幹を鍛える
体の中心軸をしっかり作るために、正しい呼吸でインナーマッスル、体幹を鍛えていきます
これにより、軸がぶれず、手足を楽に使えるようになります。アスリートが取り入れている方法です
筋肉に弾力を持たせる
「筋肉は硬い方が強い」と思い込んでいる人の誤解を解き
弾力のある良い筋肉を取り戻す「リセットコンディショ二ング」という方法を取り入れています
ご自宅でも簡単に続けられる、リラックス効果もあるセルフケア方法です
「体に風船が付いているように軽くなった」という方もいらっしゃいました
関節の可動範囲を広げる
更年期を迎えると、関節を柔軟にしてくれていたエストロゲンが減ってきます。
そうすると、手や脚の関節がこわばって動きづらくなってきます
リセットコンディショニングで、ガチガチだった関節や筋肉の動きが良くなり
アクティブコンディショニングでさらに関節の動く範囲を広げていきます
「またげると思ったんだけど」と言って、段差をジャンプして、転倒し脚を骨折した方もいました
思っている以上に関節の動きが悪くなっていたのかもしれません
これからは、こまめな手入れで、頭で思っている動きと実際の動きを一致させていき、転倒を防ぎましょう!
まとめ
冬は寒さ、乾燥で、筋肉の動きが悪くなり、転倒リスクがあがります
運動不足になりがちで、筋力低下によって、思ったような動きができなくなりがち
自己流の歩き方や運動でアンバランスな筋肉がつくと、それも転倒リスクを上げてしまいます
姿勢美ヨガでは
・アロマオイルで肌と筋肉の乾燥を防ぎます
・足を丁寧にケアして感覚を鈍らせないようにしています
・硬くなっている筋肉をほぐし整えています
・バランスよく筋肉をつけます
・正しい姿勢を維持し、正しい体の中心感覚をもてるようにします
同世代の方たちと一緒にこれからも元気に好きなことが続けられる体をつくっていきませんか?
みなさん、軽い体を手に入れて、転倒の心配を遠ざけましょう!