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外反母趾を治して好きな靴をはこう!

ずっとやりたかった靴作り。ようやく教室に通い始めました!

この靴教室には、遠方から通っている人もいます。

自分のデザインで靴を作りたい人、足が小さくて靴が買えない男性や左右の足のサイズが違う女性

そして、外反母趾で市販の靴では痛くてはけない人など。

 

外反母趾で悩んでいる人はとても多いですね。痛みが出て悩んでいる人、まだ痛みはないけれど変形が始まっていて、好きな靴が履けなくなっている人。

どうして外反母趾になるのか、どうやったら外反母趾が治るのか、外反母趾はどこまで治るのか、勉強してみました。

目次

外反母趾になる理由

以前のブログにも書いたと思いまずが、外反母趾になる理由は「これ!」というものはなく、いろいろな原因があるようです。

靴は原因の一つ

ハイヒールをはいている人は外反母趾になりやすい、とよく聞くと思います。今は履いていなくても20代30代でハイヒールを習慣的に履いていた人は、50代60代になって筋肉がおちてくると、外反母趾になることがあるようです。

ハイヒールの何がわるいのか?

①足先が先細りしているので親指と小指側が中心に押される
②指が使えない歩き方をしているので、足のアーチがつぶれてしまう
③ヒールがあるので足が足先の方へすべって、さらに指をしめつけてしまう

など、直接指の変形をおこしてしまうことと、指が使えないために足の筋肉がうまくつかえなくなり、親指の付け根を支えられず外に飛び出してしまう。

加齢による筋機能低下

ハイヒールを履いたことがない人でも外反母趾になる人がいます。

靴による圧迫はないけれど、足指や足裏などの筋肉が落ちて、アーチがつぶれてしまい、親指のつけ根が外に飛び出してしまう。

裸足で河原を歩いたり、芝生の上を歩いたりすることもなく、いつも靴をはいて過ごしている私たちは、意識して動かそうとしなければ、足部の筋肉は上手く使えなくなってしまいます。

皮膚、筋肉、関節には「メカノレセプター」という感覚受容器がありますが、足裏には特に多くあります。
どこに体重がのっているか、地面の状態はどうなのか、傾きはどうなのか、などを感じて脳に伝え、姿勢やバランスをコントロールします。

このメカノレセプターが、加齢によりだんだん機能が低下し、ふらついたり、バランスをくずして転倒しやすくなってしまいます。

加齢により足部の筋肉が落ちたり、感覚が鈍って歩き方に癖がでてくると、外反母趾になりやすくなります。

肥満が原因

足裏は体の表面積のわずか2%と言われます。体重が標準の2倍になったとしても、足裏の面積は2倍にはなりません。

重い体重がのってくる足裏は、アーチをくずし外反母趾を誘発する原因になりえます。

股関節や姿勢が原因

外反母趾は足以外の部分が原因のこともあります。

足部をいろいろ治療しても直らなかったが、股関節や姿勢を改善したら良くなる場合もあります。足の動かし方が原因で肩こりや腰痛になる場合もあるし、逆に上体の影響を受けてうまく足に体重がのせられないということもあります。

過去の捻挫などの怪我が原因

捻挫は小指側に体重がのってしまう内反捻挫がほとんどです。

そうすると、外側の靭帯がのびてしまい、歩く時に小指側に体重がのりやすくなります。足の裏の2番目や3番目の指のあたりにタコや魚の目がある人は、外側に体重がのっています。

親指の付け根に体重がのって蹴り出して前に進むという動きができないため、親指がうまく使えず、外反母趾になってしまいます。

そのほか、先天的な足の形などが原因となることもあるようです。

外反母趾は治るのか?

外反母趾には、軽度、中等度、重度という区分があります。

でっぱりの角度が
15〜20度 軽度
20〜40度 中等度
40度以上 重度

40度以上の重度になると、手術を勧められるようです。
重度の場合、変形は治らないかもしれないけれど、痛みの軽減はできるかもしれません。

重度の足の変形は、出っ張った骨が靴にあたって痛みを出してしまいます。

変形し始めた足に早く気づけば、自分で改善させることは可能です。
私も外反母趾になりかけた足を自分で直しました。

外反母趾を改善、予防するためには

いくつになっても、キレイな靴をはくことをあきらめたくないですよね。素敵なワンピースを着たのに、足元がぺたんこ靴だったり、スポーツシューズっぽいのでは残念。

痛みを我慢してまで履くべきではないですが、痛みが改善し、足の変形も少しずつ改善していったら、キレイなヒールのある靴がはきたいですね。

そのためにすることをリストしてみます。

・痛みがあるときは、足に優しい靴で我慢。どうしてもヒールのある靴を履きたいときは、現地にもっていって、その時だけはく。長く歩く時には履かない。滑り止めをつけて前に足が滑らないようにする。

・ふくらはぎをほぐす。特にすねの内側

・足裏の筋肉をほぐす

・親指を曲げたり伸ばしたりする

・足の甲の骨の間をほぐす

・骨盤を立てて座れるようにする

・膝を閉じて座るよう気を付ける

・足裏にタコや魚の目があったら取り除く(私は薬局で売っているシールタイプのものを使いました)

・毎日足を観察し、足に感謝して、毎日ケアをする


痛みなく、好きな靴を履いて歩きましょう!そのためには、立ち方の癖、歩き方の癖、座る時の癖を見直していかなければいけません。体の骨のバランスを正しくして、キレイな足を保ちましょう!

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