膝に違和感がありませんか?
50代、60代になってくると
立ち上がる時にちょっと違和感がある
階段を降りる時に痛みが出る
正座がしにくい、できない
なんていう話を聞くようになります。
いま、個人レッスンを受けてくださっている方も、正座ができない、長く歩くと脚に痛みがでるので改善したいと相談されました。
若くて筋肉が十分ある時は、歩き方や脚の動かし方に癖があっても、筋肉がカバーしてくれます。
でも、だんだん筋肉が落ちてくるとカバーしきれなくなり 歩き出した時に痛い、 正座ができない 、階段の上り下りで痛む などの悩みがでてきます。
私は30代で膝靱帯を損傷し、今は痛みはでていませんが、歩き方や脚の動かし方に癖がつかないよう、正しい動きをするようにしています。
家族の隣人で80代の方が膝の手術をしました。
数週間の入院中、寝た状態が続き、認知症の症状がでてきたようです。
手術前は早口でハキハキと話す人だったのに、人が変わったようだと言っていました。それほど膝に強い痛みはなかったけれど、病院で勧められて手術をしたそうです。
人工膝関節の手術はこの10年で2倍 一年に9万件も行われているそうです。
手術の7〜8割は、大腿骨と脛骨(すねの骨)を削って金属をくっつけ、耐久性のある固いポリエチレンを軟骨がわりにとりつけるという全置換術です。
ただ、せっかく手術をしても、手術前にO脚になっていた人は、手術で脚がまっすぐになっても立ち方や歩き方の癖が急に変わらないので、筋肉が引っ張ってしまいます。
そして、また膝が痛くなったり、膝は大丈夫だけど足首や股関節が痛くなる、ということがあるようです。
手術後の痛みやリハビリも大変です。医療費もかかりますよね。
痛くなる前に、歩き方の癖や脚の動かし方の癖をなくして、膝痛の予防をしましょう。
今、違和感や少し痛みが出始めている人は、はやめにセルフケアしましょう!