屋久島旅行
そう思っているのは、私だけではないでしょう?旅行中も「死ぬまでに縄文杉を一度見たかった」と言っている人に数人会いました。
「屋久杉」と呼ばれる杉は、樹齢1,000年以上。その中で「縄文杉」は推定樹齢7,200年と言われています。そんな途方も無い年月を生きてきた生命に、自分の短い人生の中で出会えるチャンスがあることを、とても嬉しく感じました。
「屋久島旅行」は、心の中にずっとあったけれど、行動を起こせるチャンスはありませんでした。家族の病気、心の余裕のなさ、コロナ。
そろそろ行ってみたいな、と思ったのが2023年夏。少しだけ情報収集。「今、行こう!」と準備を始めたのが、2024年3月初旬、出発の1ヶ月半前。ガイドブックとネット検索で、宿とフライト、ツアーを予約。縄文杉ツアーで10時間も歩くことをその時に気づく!
Youtubeで体験した人の動画を見ると、「思った以上にきつい!」「甘かった!」とのコメント。焦りました〜。
それからのトレーニングと、トレッキングのための持ち物準備、トレッキング後の体のケアなどは、別のブログで書くことにして、このブログでは、屋久島滞在4月16日〜18日を含む2024年4月14日〜19日の旅の概要を書いていきます。
目次
- ○ 名古屋から鹿児島へ
- ○ 鹿児島空港から屋久島へ
- ・鹿児島発屋久島便は欠航も覚悟して
- ○ 屋久島ドライブ
- ○ 宿泊はホテル屋久島山荘
- ○ 登山口からトロッコ道を8.5km歩く
- ○ トイレはトロッコ道が終わるまでに2ケ所のみ
- ○ 本格的な登山道へ
- ○ 縄文杉到着!
- ○ 帰り道は達成感とまわりを見る余裕
- ○ ついに完歩!宿へ帰ります
- ○ 白谷雲水峡トレッキング
- ○ フライトまでの時間つぶし
- ○ 鹿児島空港には美味しいものがいっぱい
- ○ セントレアで初めてを色々体験!
- ○ 旅行は準備次第で楽しさが倍増!
名古屋から鹿児島へ
名古屋から屋久島へ行くには、直行便がないので、まず鹿児島まで行きます。
セントレア空港から行く場合は、スカイマーク、ANA、ソラシドエアなどが利用できます。JAL便はありません。
新幹線で鹿児島へ行ったり、大阪から屋久島まで直行便で行く、という選択肢もあります。福岡からも屋久島行きの直行便があるようです。
私は、ANAマイルを使いたかったので、ANA一択でした。マイルを使った特典航空券では、いい時間がとれず、セントレア18:25発、鹿児島19:45着の便で鹿児島へ。ANAとソラシドエアのコードシェア便だったので、ソラシドエアの飛行機でした。
鹿児島空港から屋久島へ
鹿児島空港から屋久島へはJAL便で行くか、高速船で行くかになります。
高速船の方が安いですが、種子島経由で2時間。飛行機は35分。JAL便は現在は1日5便飛んでいます。
フェリーという方法もありますが、かなり時間がかかるようです。友人が屋久島に行った時に、天候不良で飛行機も高速船も欠航になり、どうしても仕事に行かなければならず、フェリーに乗ったと言っていました。
私は、夜に鹿児島空港に着いたので、空港からバスで鹿児島市内へ行き、友人お薦めの素敵なホテルに奮発して泊まりました。真正面に桜島が見える温泉、素晴らしい朝食。厳しい縄文杉トレッキングの前に、体を養生しました。
鹿児島発屋久島便は欠航も覚悟して
15:20発の屋久島行きのフライトを予約していたのですが、天候が悪く、何度が時間変更、天候確認中というアナウンスの後、欠航になりました。
翌日早朝の便に振り替えてもらえましたが、再び鹿児島市内へバスで戻り一泊し、朝8:50の便に乗りました。
屋久島についてから聞いた話では、屋久島空港は小さくて目視で着陸しなければならず、空港に霧がかかっていると、上空で30分ほど旋回して待ち、霧が晴れない場合は鹿児島空港に戻る、ということが結構あるそうです。
朝の便に乗れた時も、天候不良で鹿児島空港に戻る場合もある、というアナウンスをしていました。
屋久島で縄文杉ツアーに参加する場合は、1日余裕を持った方がいいかもしれません。朝4:30ごろ集合なので、飛行機が欠航になると間に合いません。
屋久島ドライブ
縄文杉に会う前に、屋久島に馴染みたいと思い、レンタカーを借りて島をドライブ。島1周は100km、ノンストップなら3時間でまわれるようです。
1周しようと思っていたのですが、レンタカー会社の方に、西側の西部林道は道が狭く、猿や鹿が出る、携帯電話の電波が届かない所があると言われ、運転に自信がないので1周はあきらめました。
空港近くのレンタカー会社から、北へ向かい、高速船が着く宮之浦、ガジュマル公園、海亀の産卵場所のいなか海岸へ。そこから折り返し、空港から南へトローキーの滝まで行って戻りました。
宿泊はホテル屋久島山荘
ホテル屋久島山荘は、縄文杉に一番近いホテル。歴史があり、小説家の林芙美子が「浮雲」を執筆した宿だそうです。オーナーは登山家で、ここを経由してツアーに申し込むとトレッキング用品を無料で借りられます。この宿に登山用品レンタルYamakaraさんがあるので、受け取りも便利です。
宿の設備などは古い感じはしますが、景色はとてもいいです。それに、縄文杉ツアーの最後にピックアップされるので、朝ゆっくりできます。
と言っても、4:30ごろなので、油断できません。遅刻は厳禁!5分前には指定の場所にいないとキャンセルしたものとなるので注意です。厳しいと感じるかもしれませんが、暗くなる前に下山するには、ゆっくりはできず、時間を守らないといけません。
登山口からトロッコ道を8.5km歩く
集合時間は分単位。遅刻厳禁です。4時38分にピックアップしてもらい、荒川登山口へ。わたしたちは専用のバスでいきましたが、町のシャトルバスで来る人が多かったです。
一人のガイドさんに対し6人までの参加者。私たちのグループは同世代の男女5人。私以外は、みなさん60代。退職後に友人と来た女性、一人で来ている男性たちでした。
早めに到着したので、待合室の椅子に座れ、朝食を食べましたが、あとからどんどん人が来て、地べたに座ってご飯を食べている人もいました。
トイレを済ませたら出発と言われていたのですが、ちょっと荷物を整理している間に、女子トイレは大行列。グループの皆さんを待たせてしまい申し訳ない。少しでも早く出発しないと、他のグループにこの先の休憩場所を取られてしまうようです。
出発前に写真を撮り、5:50分に出発!まだ薄暗い中、トロッコ道を歩きます。
トロッコ道のレールや、レールの外に出ている枕木に乗らないようにと注意されました。レールの外の枕木は人が歩かないので苔がついてすべるから危ないのだそうです。
8.5kmで300mの高さしか上がらない高低差のほとんどない緩やかなトロッコ道ですが、ちょっと脇にある植物を見ようと視線を動かすと、バランスを崩しつまづきそうになりました。まっすぐ前の人の足元を見て歩きます。
Youtubeで動画をみた時は、「思ったより早足で大変」と20代の人たちが言っていましたが、時速4kmで歩きます!というガイドさんについていくと、私がいつも歩いているぐらいの速さでした。でも、その速さで1時間以上ひたすら歩き続けるのはかなり大変。横に視線を動かすとぐらつくので景色をゆっくり見ることもできず、止まったところ以外では写真を撮る余裕もありません。
途中に出てくる橋は、最初のうちは両サイドに手すりがついているのですが、奥にいくにつれて、手すりがない橋もあり、橋の下は谷深くなります。「危ないから、気をつけて歩いてくださいね」と言われるものの、「危ないどころじゃない(汗)」と思いながらついていきました。
トイレはトロッコ道が終わるまでに2ケ所のみ
休憩は、時々植物の説明や集落の跡地などを説明するために、立ち止まる程度。トイレ休憩は8.5kmのトロッコ道が終わるまでに2ケ所のみ。途中に携帯トイレブースが2ケ所。
2ケ所目の普通のトイレには、全員行っておくようにと言われます。その先は往復の5kmにトイレはありません。と言われ、とても心配になったのですが、片道2.5kmのすごい登り道を汗だくで登っていると、体の水分はみんな汗で出たようで、トイレの心配はありませんでした。
念の為、携帯トイレを持参するように参加前のツアー説明にありました。もよおした場合は携帯トイレブースを使い、固めた汚物は自分で荒川登山口まで持っていかなければいけません。他のゴミもすべて持ち帰らないといけませんので、ビニール袋をすぐ取り出せるところに入れておきます。
本格的な登山道へ
本格的な登山道に入る前に、「三代杉」があります。1代目は1500年前に倒れた樹齢1200年の屋久杉、その上に2代目が育ち、樹齢1000年ほどで伐採され、その上に3代目が育っています。
そこからしばらく歩き、本格的な登山道に入ります。ガイドさんは8.5kmのトロッコ道は「入場行進」と言っていました。
縄文杉までは2.5kmを登っていきます。本格的な登山道から縄文杉までは、50m毎に番号札があり、2.5km先の縄文杉まで50個の番号がつけられています。標高差は400m。
ストックを1本準備します。2ケ所で調整し、肘を90度に曲げた長さにします。ストックのおかげでバランスがとりやすく、転倒を防げたり、体重をかけられたり、助かりました。下りにも必要でした。
仁王杉、ハートで有名なウィルソン株を写真に撮りました。樹齢2000年と言われる翁杉は2010年に倒れてしまい、木の根本だけになっています。
二本の杉が手を伸ばすようにくっついている夫婦杉、縄文杉が発見されるまでは最大級とされていた大王杉は貫禄がありました。
途中、何ヶ所かの沢でペットボトルに水を汲み、美味しい水をいただいて歩き続けます。縄文杉が近づいてくる頃には、ふくらはぎも、太ももも、お尻もパンパンに張って、限界を超えています。そして、ついに縄文杉へ。
縄文杉到着!
50番の番号を見て、あと少しだぁ〜と思いましたが、足元が危なくて下ばかり見ていたので、顔をあげてやっと到着したことに気づきました。
以前は、縄文杉のすぐ近くまで行くことができ、触ることもできたようですが、今はかなり離れたところにあるデッキからしか見られません。南側と北側に階段があり、そこを登って上の方から見ることもできます。
あまりに足が重く上がらないので、もう登れないと思ったのですが、ガイドさんに行っておいでと言われ、頑張って登りました。北側の展望デッキからは、下からとは違う姿が見えます。幹が分かれていて少し下に傾いていました。
縄文杉の上の方に、薄い黄色のヒカゲツツジが咲いていました。いつもは、もう少し後に咲くようで、見ることができてラッキーです。
帰り道は達成感とまわりを見る余裕
縄文杉のところには20分ぐらいいました。どんどん他のツアーの人たちがくるので、デッキは人で混雑してきます。外国の方も結構いました。
写真はたくさん撮れました。でも、もう縄文杉に会うことはないのかと思うと、とても去り難かったです。最後のお別れをして帰路に向かいます。
脚はかなり疲労し帰り道はどうなるかと思いましたが、休憩のたびに脚のケアをしていたので、痛みが出ることはありませんでした。
縄文杉に会えたという達成感といただいたパワーで、体は軽くなったように思います。帰り道と言っても、ずっと下っていくわけではなく、登ったり下ったりします。
同じ道を帰っていくので、行きほど緊張感はないものの、登りとは景色が違うので、「こんな危ないところ登ってきたんだね」と言いながら、降りていきます。
行きには余裕がなくて撮れなかった場所で、写真を撮らせてもらい、じっくり見たかった苔も観察します。
屋久島には、700種類の苔があるそうです。ヒノキゴケ、ホウオウゴケ、フォーリースギバゴケ。水に濡れて、雫が落ち、とっても可愛い!苔ってこんなにかわいいの?と思いました。帰ったら苔玉を作りたいと話していました。苔には、十分な水と太陽の光の両方が必要だそうです。
長いはずの帰りの11kmの道は、ガイドさんと話しながら歩いていたら、辛いとは思いませんでした。屋久島ザル、屋久シカの親子、ヒメネズミなどにも遭遇。いつもより早めに咲いたヒカゲツツジとサクラツツジも楽しめました。
ついに完歩!宿へ帰ります
もう少しで荒川登山口、というところで霧が出てきました。一日中雨は降りませんでしたが、霧がでると暗くなってきます。早足で歩き、休憩も最小限でなければいけない理由がわかります。
他のツアーの方に翌日会ったのですが、もう少しで終わるという頃に足をくじいたそうです。私も最後の方のトロッコ道でちょっと油断して、歩きながらスマホを取り出そうとしたら、バランスをくずしました。疲れとザックを背負っているので、思っているよりぐらつきます。後ろを歩いていた男性に支えてもらいました。もう少し先だったら、深い谷に落ちるところでした。
最後の最後まで、油断はできません。宿に帰るまでがツアーです。
レンタル品はすべて荒川登山口で返却します。自分の靴をもって参加するように言われています。
私は翌日も白谷雲水峡トレッキングツアーに参加予定だったので、持ったまま宿へ送ってもらいました。
実は、途中から両足の小指が靴に当たっていたくなっていました。ガイドさんに勧められ、靴を交換してもらい、翌日は調子良く歩けました。
宿についたら倒れ込むのかな?と思ったら、意外と大丈夫。筋肉痛はすでに出ていましたが、すぐにコンディショニングとマッサージをし、夕食を食べに外出。
夕食から戻って、宿の温泉に入り、ストックを使っていたので、二の腕も筋肉痛。腕と脚を、温泉の中でもコンディショングとマッサージ。寝る前には、オイルでマッサージ。
翌日は、トレッキングの後、そのまま空港に送ってもらい、鹿児島空港経由で名古屋に帰るので、パッキングをして就寝。
早朝にチェックアウトしてから、朝食をいただき、7:30のピックアップを待ちました。
白谷雲水峡トレッキング
前日の夜から朝までずっと雨。予報では午前中には晴れる予定でした。でも、屋久島の天気はコロコロ変わり、予測がつきません。
7:30にピックアップしてもらい、40分ぐらい車で移動。雨で見えないまだ暗い山道を車で登っていきます。到着した時も雨がひどく、車内でレインウエアを着て、とりあえず入り口へ。
増水している場所もあるので、最終地点の太鼓岩までいけるかどうかわからないとのこと。白谷雲水峡は「もののけ姫」の舞台とされたところ。苔むす森に行ってみたかった。
Youtubeで見た動画では「縄文杉コースに比べたら、白谷雲水峡は散歩みたいなもの」と言っていました。信じていなかったけれど、やっぱりきつかった。遊歩道とかそんな場所ではない!きつい登山道ではないけれど、登りは結構ある。
しばらく歩いていくと、沢がありました。大きな岩が沢の中にいくつかあり、増水していなければ、その岩を渡って向こう岸までいくらしいです。
この日は、水の勢いがすごく、落ちたら危ないと感じました。ガイドさんも「こんなところで命をおとすべきではない」と言い、他の参加者の方も納得し、全員引き返すことにしました。次々にくる他のツアーの人もみんな引き返してきました。ただ、外国人の20代ぐらいの人は、すでにその先にいっていたようで、ガイドさんに手伝ってもらって沢を渡って戻ってきました。
入り口近くまで戻り、もう帰るのかなと思ったら、別の弥生杉コースを歩き弥生杉を見て戻って終了。
お昼のお弁当とお茶をして、レンタル品を確認して返却します。ザックの中に忘れ物をしないように参加前からメールで何度も連絡がありました。すぐに使うので、忘れ物を確認することができないとのこと。
もう屋久島には来ることはないだろうと思っていましたが、白谷雲水峡の太鼓岩へ行けなかったので、いつかもう一度チャレンジしてみたいと思います。他にもヤクスギランドコースや安房川のカヤックも面白そうです。
フライトまでの時間つぶし
朝の雨の中ではどこを車で走っているのかわかりませんでしたが、お昼にはすっかりいい天気になり、ずいぶん高いところまで上がってきていたことに気づきました。
ツアーが予定どおりであれば、1時間ぐらい前に空港に直接送ってもらい、スムーズに飛行機に乗れたはずでしたが、雨でツアーが短縮されたため、16時35分屋久島発のフライトまで3時間以上も余ってしまいました。
ネットにのっていた空港近くのカフェで時間を潰そうと思っていたら、ガイドさんは知らないと言っていました。「えっ、ここ?」というような小さなところで、ゆっくり時間を潰せるようなところではなく、ガイドさんのお勧めで、空港まで徒歩1分の「縄文の宿まんてん」さんで休憩させてもらいました。
たっぷり時間があるので日帰り温泉を使わせてもらおうと思ったら、ここ数日の断水で中止になっているとのこと。売店の屋久島オリジナルのアイスクリームを食べながら、ロビーで休ませてもらいました。
ツアーのバスの中で参加者の方が、「空港にはゆっくりできる場所はない」と言っていましたが、空港に行ってみると、売店の奥に、結構広い食堂があり、ソフトドリンクなどもあり、飛行場を眺めながらゆっくりできるところがありました。
小さな空港ならではの経験したことのないチェックイン方法はなんだか面白かったです。
鹿児島空港には美味しいものがいっぱい
無事に17:10に鹿児島空港に到着
行きのフライト前に鹿児島空港内でおみやげと帰りの夕食する場所を探していたのですが、鹿児島には美味しいものがたくさんあります。
夕食は、悩んだ末に鹿児島黒豚のヒレカツ定食を頼みました。とっても柔らかくて美味しかった。ソースは名古屋とは違い、甘さがほとんどなく酸味が多くさっぱりしていました。
セントレアで初めてを色々体験!
20:40鹿児島空港発のフライトに乗り 22:00セントレア着。まだ電車はあるものの、フライトが遅れた時のためにセントレアで初宿泊。
ついでに、ずっと行ってみたかったセントレア空港内の温泉も初めて利用。まだ、人がまばらな24時間営業の空港内で初の朝食!
空港は素通りすることが多く、空港内のいろいろなサービスを利用するためにわざわざセントレアへ行くという気持ちにもならないので、こんな時にやってみよう!と計画。
カプセルホテルに泊まり、温泉から滑走路を眺め、人気のカフェでモーニングをいただきました。カフェから下に、チェックインカウンターを眺めることができ、これから旅行や出張ででかける人たちの様子が眺められます。隣には、これから旅行に行く姉妹が楽しそうに話していました。
旅行は準備次第で楽しさが倍増!
計画しないで、行き当たりばったりで過ごすのが楽しい!というタイプの方もいます。道に迷って出会った人や、偶然に見つけたお店があったりするのも楽しいですね。
私は、事前にできるだけ情報をいれて、そこへ何度も行ったことがあるかのように、その場所を歩いたことがあるかのように過ごすのが好きです。予備知識があると、それ以上の楽しみを見つけることができます。
それでもやはり十分ではなく、迷って道を聞いた人がとても親切だったり、目的のお店が休みで、偶然いいお店を見つけることもあります。
人生の時間は限られていて、また次にそこへいつ行けるかはわかりません。旅の限られた時間の中で、できるだけたくさんの出会いと、経験と思い出をつくりたい。
旅では、普段の生活では出会えないぐらいたくさんの人と出会います。言葉を交わす人、隣でおしゃべりをしている人、たくさんの人とすれ違います。それも、偶然ではなく、必然。その場所その時一点に出会っている不思議。
不思議なことは起こります。昨年インド旅行に行った時、セントレアで偶然ばったりであった友人に、今回もセントレアで偶然会いました。屋久島ツアーでも同じグループにいた東京から来た男性が、いつも通っている東京のジムでよく話す女性と、トレッキング中に遭遇。「こんなことってあるの?」と言っていました。ご縁とは、本当に不思議なものです。
人生の醍醐味は人との出会い。出会って学び、自分を少しずつ成長させていけたらいいですね。楽しい旅をするために、元気で、ずっと自分の足で歩けるように体のケアをしていきましょう!