大豆が体に良くないと言われる理由
目次
大豆のサポニンが体に悪い!?
大豆にはいろいろな体に良い成分があると言われています。
サポニンもその一つです。
抗酸化作用、免疫力向上、血流改善、咳やたんを抑えるなど。
一方で、天然の界面活性剤であるサポニンは細胞膜を壊し、赤血球などにダメージを与え、リーキーガット(腸の粘膜に穴を開け漏れてしまう)を引き起こす、と考える人もいます。過剰摂取した場合だと思います。
サポニンは、大豆など豆を煮ると、ブクブクと泡立つものです。サポニンは豆類、ゴボウや高麗人参、田七人参、アマチャヅルなどに多く含まれているようです。
大豆のサポニンには、毒性はないという人もいます。
サポニンは適量摂ると体に良いという考え
サポニンを摂ると(摂りすぎると?)リーキーガット(腸の粘膜に穴が開き漏れ出す)になるという考え
サポニンの有効性や安全性はまだ確認されていないという考え
いろいろあります。どれが正しいかは、自分の体で確かめるしかないようです。病気になった時では、確かめる余裕がありません。元気なときに、試してみようと私は思っています。
大豆は体を冷やす陰性食品!?
マクロビオティックという東洋医学の陰陽論の考えを取り入れた食事法では、大豆は体を冷やす陰性の食品と考えられています。
大豆そのものより、豆腐や豆乳などの加工品になるとより陰性が強くなると言われています。そのため体が冷えやすい人には負担になる食品かもしれません。
強い陰性ではないので、温めて食べることで中庸になると思います。
また、陽性の食品を摂ることでバランスがとれます。
遺伝子組み換え大豆が大量に日本に入っている!?
大豆の71%が米国から輸入されています(2016年)。米国での遺伝子組み換え大豆(GM大豆)の作付面積割合は94%です。
日本にかなりの遺伝子組み換え大豆が入ってきていることは明らかですね。
日本に輸入が許可されているGM作物は、トウモロコシ、大豆、ナタネ、ワタ、じゃがいも、テンサイ、アルファルファ、パパイアで、2018年までに輸入が許可されているのは、トウモロコシ、大豆、ナタネ、ワタです(中日新聞より)。
GM作物の表示義務のない主なものは、サラダ油(植物油)、マヨネーズ、マーガリン、ショートニング、しょうゆ、果糖ブドウ糖液糖などです。
ほぼ毎日使っている「しょうゆ」に表示義務がないんですよね。私は、「国産大豆使用」と書いてある醤油を使っています。お豆腐やアゲなどもできるだけ国産大豆使用のものを買っています。
豆乳でアレルギーに!?
豆乳をガブガブと毎日大量に摂っていた人が、アレルギーになってしまったという話をテレビで観たことがあります。
私の考えですが、大量に摂ったことでサポニンが腸の細胞膜を壊し、リーキーガットになって漏れやすくなり、そこに粒子の細かい豆乳が入り込んで、体内に漏れ出し、アレルギー反応を起こしたのではないかと思っています。
適量を守って、体の反応を確かめながら摂ることが大切ですね。
イソフラボンをサプリで摂りすぎは要注意!?
大豆イソフラボンのサプリメントがあるようですが、サプリで摂る場合の上限は30mg/日、食品と合わせて75mg/日です。
体に良いからと大量に摂ることは、逆に体の中でバランスを崩してしまいます。
農林水産省の大豆および大豆イソフラボンに関するQ&Aというサイトがありますので、参考にしてください。